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『いつか、虹の向こうへ』伊岡瞬 [Books]

伊岡瞬さんの『いつか、虹の向こうへ』。
amazonで本を探していた時、「この本を買った方は・・」に出てて、そのへんの本屋で買いました。

で、買ってはじめて「横溝正史ミステリ大賞&テレビ東京賞、W受賞作」なんて帯に書いてあるのに気づき「ほーっ(軽く感嘆)」なんて思ったのでした。ん~、てことは新人作家さんなわけね(この賞は新人賞なので)。

尾木遼平、46歳、元刑事。職も家族も失った彼に残されたのは、3人の居候たちとの奇妙な同居生活だけだった。家出中の少女が彼の家に転がり込んできたことがきっかけで、ある殺人事件に巻き込まれてしまい・・・。新人離れした筆力で綴り上げた、痛みと再生の物語。第25回横溝正史ミステリ大賞&テレビ東京賞W受賞作。

中年のオジサマが主人公だったんですね(そーゆーことは基本的に知らずに読む)。タイトルと装丁から、ただの感動物語と思っていたんですが、読み始めるとなんかハードボイルド・・・。あ、ハードボイルドだったんですか。最近、どうもハードボイルド(といっても基準がイマイチ分からん)が肌に合わない感じなんですが、それでもなかなか引き込まれました。

主人公のショボさと、自分に対する皮肉みたいなセリフで「ハードボイルド=変なナルシズム」みたいな図式をちょっと避けているような感じでした。まぁそのしつこいまでの自虐ネタみたいな回想が、ある意味クドいナルシズムのようでもありましたが・・。

しかし、なんか足りない感じです。盛り上がる(はずの)シーンも、どうも主人公の肉体的な痛みばっかりが専攻しているというか・・。ほかの登場人物の痛みが、どうもそっちに負けている印象です。
ま、そこは読む人によると思います。

絵本のエピソード(タイトルの由来もであるか?)は、かなりいい感じでした。居候たちの個性も、なんかいい感じでした。悪人の悪さも、ちょとっとした騙しも、いい感じでした。いい感じですが、もうちょっとなんか欲しいなーなんてのはワガママ?

それでも、かなり満足です。
次回作が(少し)楽しみですね。

いつか、虹の向こうへ

いつか、虹の向こうへ

  • 作者: 伊岡 瞬
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2005/05/24
  • メディア: 単行本

TVドラマ化って帯に書いてありました。主演=石田純一・・・・。
なんか違うような。

去年の夏に放送されたようです。TVドラマって、後で気づいても見られないので(たまにDVDになるけど)ちょっと残念。主演に違和感があるなんて書いてますが、映像(の画像)を見る限り、2時間ドラマとしてはいい感じなのかもしれない、なんて思ったり。

今後のラインナップ(下に行くほど順序不定)
『魔王』
「砂漠」
「ガール」
「邪魔」
「最悪」
「天使のナイフ」
「チームバチスタの栄光」
「クローズド・ノート」
「栄光一途」


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うめの

私も読み終えました。記事がまとまったら、トラバさせてもらいますね。
私のこの本の評価は、かなり高いです。ハードボイルドもこの程度なら、許容範囲ですね。でも、石田純一は、かなりイメージが違うんですが・・・
>2時間ドラマ向きというのは、同感ですね。テレビ東京賞だし。
ラインナップで、重なりそうなのは、『砂漠』かな?今手元にあります。
『ガール』は、もうちょっと後になりそう。
『天使のナイフ』以下は未知の分野です。ブログで紹介されるのを楽しみにしています。
by うめの (2006-02-19 19:01) 

arukakat

なかなかいい作品でしたよねー(私もそんな感じなんですが、この文章では伝わってないのかー、なかなか難しい)。画像を見る限りでは、良さそうでした。ただ、本人のキャラで判断すると、「???」な感じですよね。私としては、竹中直人さんにやってほしい(単に好きなだけですけど)。まぁ竹中さんなら、なんでも自分のものに昇華できそうな感じしますけどね。
『砂漠』はもうすぐ着手です。『魔王』がもう終わりそうなので。いっそ奥田さんは全部行きたいので『真夜中のマーチ』も行きそうな感じですねー。旅には文庫しか持ち出さないので、今のうちに単行本を読み倒しておきたい感じです。
by arukakat (2006-02-20 00:54) 

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作家別記事リスト(チャカリキ!ArukakatBlog 2006-02-21 01:24)

作家別、既読本記事リストです(ジャマにならない程度に上にあがってきます)。 ブログの記事になっていないものはタイトルのみです。 「この記事の更新履歴」 2006/02/21 今野敏さん『隠蔽捜査』、伊岡瞬さん『いつか、虹の向こうへ』、伊坂幸太郎さん『魔王」追加。 2006/02/11…[続く]

いつか、虹の向こうへ・・・伊岡 瞬(ただいま読書中!(仮) 2006-02-19 19:52)

・いつか、虹の向こうへ・・・・・伊岡 瞬(☆4.0)   『いつか、虹の向こうへ』って、儚ないタイトルですよね。 タイトルイメージで、やさしいタイプのストーリーかと想像していたら、予想を裏切る、しっかりとしたミステリーでした。「横溝正史賞」&「テレビ東京賞」受賞作品です。 …[続く]

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