『魔王』伊坂幸太郎 [Books]
ひさしぶりでもないですが、伊坂幸太郎さんの「魔王」です。
「エソラ」って雑誌を持っているのに、単行本で買ってしまう悲しさ・・。
不思議な力を身につけた男が大衆を扇動する政治家と対決する「魔王」と、静謐な感動をよぶ「呼吸」。別々の作品ながら対をなし、新しい文学世界を創造した傑作!
“魔王”と聞くと、小学校の音楽の授業で聴いた「魔王」を思い出す人も多いと思います。まさにそれについてもちょっと書かれていてビックリ!というか、ある意味同世代だし(あの曲自体は世代に関係無さそう)、同じようなこと覚えてるんだなー、なんて思った。
そしてもう一点、なんと「冒険野郎マクガイバー」が主人公の中で重要な点として出てきている!
私も“マクガイバー”は好きだった。そりゃもう、小学校低学年の頃はもう「エアーウルフ」と「マクガイバー」は「トミーとマツ」とあわせて私の中ではドラマ三巨頭だった。「トミーとマツ」だけやたら路線が違いますが・・。「マクガイバー」の魅力は、なんといっても「“兵器でドカーン!”で終わらないところ」です、断言できます(記憶はおぼろげですが)。マクガイバーの閃きと工夫に魅了された私は、何か物を見ると「別の用途で使えんかな・・」なんていつも考えていた時期があります。
「考えろ考えろマクガイバー」
いいですねぇ・・。
と、「マクガイバー」が好きな兄が出るのが前半、後半は弟の彼女の視点から物語が語られていきます。政治というか、「情報を受ける側」について描かれています(受け取り方はいろいろですが)。仕事をして自分で飯を食って10年足らずですが、ずっとその辺は考えてしまいます。このテーマ、私は最高にフィットしました。
伊坂ワールドも相変わらずいい感じなので、伊坂ファンもすんなり入り込めると思います。でもなによりテーマがいいなー、と。しかも、重く捕らえすぎず、かといって軽くなりすぎず、「こうしろ」と答えを押し付けない。バランス取れてますねー。
「世界を変える」なんて思ったことは特にありません。自分の周りにちょっとでもいい影響を与えられるような人間になれればねぇ~、なんて思っているんですが。まぁナカナカ・・・(自分で評価できるもんでもないし)。
これはかなりオススメですね。二十歳を前にし「参政権?ん~まだよく考えてない」という状態の人も、ネットで情報収集ジャンキーの方も(私も一時期そんなんだった)、ちょっと読んでみてはいかがでしょう。
考えろ考えろ俺
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O Winter! ruler of the inverted year, . . . I crown thee king of intimate delights, Fireside enjoyments, home-born happiness, And all the comfor…[続く]
伊坂幸太郎「魔王」(講談社)を読了。この作家には、精神のバランスが良いというイメージがある。作品を書くときも、締め切りに追われて冷や汗を流したり、どこかに雲がくれしたりすることはないんじゃないだろうか。
魔王作者: 伊坂 幸太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/10/20メディア: 単行本 大好きな伊坂幸太郎さんの作品です。 「魔王」「呼吸」という2章に分かれていて 「魔王」の主人公は兄 「呼吸」の主人公は弟 ・・・で、物語はつながっています。 「魔王」…[続く]
作家別、既読本記事リストです(ジャマにならない程度に上にあがってきます)。 ブログの記事になっていないものはタイトルのみです。 「この記事の更新履歴」 2006/02/21 今野敏さん『隠蔽捜査』、伊岡瞬さん『いつか、虹の向こうへ』、伊坂幸太郎さん『魔王」追加。 2006/02/11…[続く]
















「マクガイバー」解りません。「トミーとマツ」なら解るんですが・・・
知らないと、面白さ半減します?
えっと、今『砂漠』を読んでいます。『魔王』はもう少し後になりそうです。arukakatさん、かなり好感触みたいですね。私も楽しみです。
読んだらまた、お邪魔します。
by うめの (2006-02-22 00:40)
>うめのさん
大丈夫です。知らなくてもそのノリが理解できればOKですよ、作中にもちょっとした説明もありますし。私もちょうど、「砂漠」ですね。2冊続けて伊坂ワールド、いい感じです。
by arukakat (2006-02-22 23:19)