『定年ゴジラ』重松清 [Books]
久しぶりの重松清さんの、「定年ゴジラ」。
「流星ワゴン(未読)」とかと似たような路線のタイトルだが、こんなのが好きなんだろうか・・。
amazonから紹介文を拝借。
暇であっても退屈ではない!老朽化したニュータウンで第2の人生を歩み始めた定年4人組の物語。
開発から30年、年老いたニュータウンで迎えた定年。途方に暮れる山崎さんに散歩仲間ができた。「ジャージーは禁物ですぞ。腰を痛めます。腹も出ます」先輩の町内会長、単身赴任で浦島太郎状態のノムさん。新天地に旅立つフーさん。自分の居場所を捜す4人組の日々の哀歓を温かく描く連作。「帰ってきた定年ゴジラ」収録の完成版。
哀愁ね、確かにそうかもしれない。主人公は定年を迎えた元サラリーマン(銀行員)。ニュータウンに住み始めて20数年、自分の人生とニュータウンの人生?を振り返ったり、家族のことに悩んだり・・。
自分は20代ですが、なぜか感情移入しまくり。自分の父親や祖父はサラリーマンでもなければニュータウン住まいでもないので、感情移入する余地はとくに無いはずなのに・・・。
やっぱり重松さん、やりますね。とにかく全てのエピソードが要所を押さえていて、ただの「日常」だけじゃないのがすごい。下手なプライドで損をしたり、言いたいことが言えなかったり。山崎さん、とても頭の硬いオジサンだ。
「山崎さん、」という書き出しによる三人称も、なにか微笑ましいというか見守りながら読んでいるような感じがして面白かった。傑作ですね、これは・・。
ケチつけるところが無い。
ニュータウンに住む人なら、間違いなくはまる。主人公たちと同年代や、自分の近くに同じような人が居る方なら、もっとはまる。絶対オススメです。
12月も半ばにさしかかって、最後の最後に2005年ベストの予感かも・・。
あ、漫画化されてるみたいです。
でも文庫から読んだ方がいいように思う、勘ですけど。
次に読んでいるのも重松さん。
最近、同じ著者を2作続けて読むようにしている。
特に意味は無い。なんとなく。
~~追記~~
ロクにプレビューせずに記事かいたら、崩れてました。
修正。
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No degree of dullness can safeguard a work against the determination of critics to find it fascinating.
定年ゴジラ重松 清〔著〕 amazonでレビューをみる オンライン書店BK1でレビューをみる 開発から30年、年老いたニュータウンで迎えた定年。途方に暮れる山崎さんに散歩仲間ができた。「ジャージーは禁物ですぞ。腰を痛めます。腹も出ます。」先輩の町内会長、..
作家別、既読本記事リストです(ジャマにならない程度に上にあがってきます)。 ブログの記事になっていないものはタイトルのみです。 まだ全部は書ききれていません。 「この記事の更新履歴」 2005/12/15 重松清さん、一冊追加しました 2005/12/11 奥田英朗さん、一冊追加しまし…[続く]

















私も数年前まで郊外の住宅地に住んでいました。
今は両親もまた大阪に戻ってきたんですけど、、
25年前に栄えた街でも今では小学生も減って、寂しくなってきたなぁ
でも、なんか好きなんですよね。 帰りたい~って思うときも“たまに”ある。
by a-k-i (2005-12-15 12:56)
流星ワゴン読みましたよ☆
細かい感情表現とか重松清の表現能力はほんとに尊敬です。
なんとなく勝手に自分で違うストーリー展開を想像してたので
ちょっとがっかり。
でも、面白いのでそちらもおススメ♪
by えりさ (2005-12-15 13:30)
なんか重松作品には珍しく、「ぷっ」と笑いが吹き出てきそうな本ですね。
私は『ヒナゴン』が好きなので、こういう優しさがにじみ出ていそうな本は、とても興味があります。
2005年ベストかも・・・ですか。私は何だろう。 『重力ピエロ』かな。
by うめの (2005-12-15 14:48)
>a-k-iさん
おお、ということはこの本、絶対ハマりますよ!
この主人公「山崎さん」には二人の娘がいて、その娘とのことも多く描かれています。必読ですねぇこれは。ニュータウンて、独特の雰囲気ありますよね。住んだことが無いので、いいのか悪いのかはわかりませんが・・・。ニュータウン批評家?の(テレビでお馴染みな)助教授が劇中で出てくるんですけど、そこはけっこう泣かせますよ・・。
>えりささん
久しぶりですねぇ。流星ワゴン、気になっていてまだ読んでません(積読状態です・・)。そうなんですよ、人間の小ささというか、「あーそれ分かるなぁ・・」という細かい部分まで描かれてるんですよねぇ~。気まずい状態とか、昔やったことの後悔とか、生活して歳を重ねるとどんどん増えていく部分にグサっと・・。重松さん、これからもまだまだ読む予定です。
>うめのさん
笑いというよりは、「あー、そんな“お父さん”居るねぇ」という感じで、ニヤけてしまいますね。でも、ほとんどは切なさとか、そういった細かい部分ですね。「ヒナゴン」にも似ている部分あると思いますよ。優しさはもう、あふれ出てます。とくに山崎さんの奥さんから・・。奥さん最強です。
by arukakat (2005-12-15 20:01)