『あの日にドライブ』荻原 浩 [Books]
「あの日にドライブ」、連続で荻原浩さんの作品です。
出たばっかの最新作、仕事をやめて旅に出ようとしている
自分に合いそうで・・・。これを読むために、「さよならバースディ」も
優先して読んでみたようなものです(さよなら・・はミステリーなので順序はどうでもいいが)。
Amazonより
元エリート銀行員だった牧村伸郎は、上司へのたった一言でキャリアを閉ざされ、自ら退社した。いまはタクシー運転手。公認会計士試験を受けるまでの腰掛のつもりだったが、乗車業務に疲れて帰ってくる毎日では参考書にも埃がたまるばかり。営業ノルマに追いかけられ、気づけば娘や息子と会話が成立しなくなっている。 ある日、たまたま客を降ろしたのが学生時代に住んでいたアパートの近くだった。あの時違う選択をしていたら…。 過去を辿りなおした牧村が見たものとは? 『明日の記憶』著者の最新長編!
たった一言で職を失う。そんなこともあるかもしれない。
主人公は、はっきり言ってしまうと「仕事」を言い訳に生きてきただけの男。本の始めのほうでは、「とっとと自殺してくれんかなー」なんて思ってしまうほどに救いようがない。本人は銀行の文化についてアレコレ文句をたれているが、こんな能無しこそ、そーゆー文化の中で生きていくのに相応しいのでは。。。と思った。
銀行をやめてタクシードライバーになり、現状を否定し過去を取り戻そうとして「思い出の地」を巡ろうとする。その家庭で、主人公には心境の変化が起きたり、仕事で重要な「工夫」や「考えること」が何かを掴むようになってくる。仕事以外でも、家族が「見える」ようになってくる。
そうそう、まさにこの本は「仕事が忙しくて・・」と文句ばっかり言ってるやつに読ませてやりたい。現状を憂うのは誰でもできるし、それを改善する気がなくブーブー言うだけなんて・・クソ喰らえなわけです。
まぁそんなのはどうでもいいか。
感想ですが、これぞまさに荻原節?。
泣かされるような作品ではないけど、爽やかですっきりと終わってくれます。仕事や自分の現状に対して、ネガティブに考えている人は読んでみると楽になれるかもしれません。ただ、途中までで主人公に自分をダブらせたら、あまりの愚かさに嫌になるかもしれない。
面白かったです。
この終わり方、きれいすぎるけど、イイネ!
ん~、これはまさに30代後半~40代サラリーマン向け。
まぁ、それ以外の人(私もそうです)が読んでも楽しめますよ。
就職前の学生が読むのもアリかもしれない。
荻原さんは制覇する必要がありそうだ・・。
ん~またも積読本が・・・ヌゥゥゥ。
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If we couldn't laugh, we would all go insane.
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