『悪女について』有吉佐和子 [Books]
悪女・・・。
悪女が主役の小説ってけっこうありますよねぇ。
やっぱり絵になるというか、題材として魅力的なんでしょう。
その、悪女について。
有吉佐和子さん、全く知りません。
この本は、うめのさんの薦めで読みました。ブログのおかげで良作に出会えて、嬉しい限り。
裏表紙の解説より
《自殺か、他殺か、虚飾の女王、謎の死》-醜聞にまみれて謎の死を遂げた美貌の女性実業家富小路公子。彼女に関わった二十七人の男女へのインタビューで浮かび上がってきたのは、騙された男たちにもそれと気づかれぬ、恐ろしくも奇想天外な女の悪の愉しみ方だった。男社会を逆手にとり、しかも女の魅力を完璧に発揮して男たちを翻弄しながら、豪奢に悪を愉しんだ女の一生を綴る長編小説。
27章、27人ぶんの発言だけで構成されています。誰もがその人なりの「真実」を語っているようです。人によって言うことはバラバラ、どれが真相なのかわ分からない。それを「実はこんなトリックで」「実は彼女は○○で・・」「案外××なんかも・・」と思考を巡らすのが面白い。
次男の主張が一番真相に近いようにも思えるけど、単にそれは最後だったからなのかもしれないし・・。「実は6つ子で、おそ子、一子、カラ子、トド子、チョロ子、十四子が入れ替わり立ち代りで・・」ということにしておきます。そんなわけないですけど。
面白かった、とにかく面白い。読んでいる間はどっぷり作品の世界観に浸かっていたので、すっかり「まああ」が口癖にならないか心配になったほど・・・。
Amazonには画像が無いようなので・・

こんなんです。
この作品、私が産まれる前に書かれたものです。
そして私が持っている本では、54刷・・。
長く愛される名作、というとこですか。なんともすごい。
鈴木そ○子がモデルというのは、本当なんだろうか・・・。
気になるところ。
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・幻夜・・・・・東野圭吾(☆3.9) 『1995年、西宮。父の通夜の翌朝起きた未曾有の大地震。狂騒の中、男と女は出会った。美しく冷徹なヒロイン(美冬)と、彼女の意のままに動く男(雅也)。女の過去に疑念を持つ刑事(加藤)。あの『白夜行』の衝撃が蘇る!』 「白…[続く]
作家別、既読本記事リストです。 ブログの記事になっていないものはタイトルのみです。 2005/11/13 有吉佐和子さん追加しました 2005/11/07 重松清さん追加しました 【あ】 有吉佐和子さん 【い】 伊坂幸太郎さん 【お】 荻原浩さん 【し】 重松清さ…[続く]















面白そうな本ですね。早速図書館に行って来ます。
by Bee (2005-11-13 11:45)
面白いですよ。ちょっと長いですが、27章ともなると飽きる前に次の章に行ってしまいます。古い作品ながら、「鈴木そ○子」を想像するとそれだけで楽しいです。
by arukakat (2005-11-13 21:21)
この本はきっと気に入っていただけるだろうと、密かに自信を持っていたのですが、やっぱり読まれるまではドキドキしてました。高評価、とっても嬉しいです。
主人公は一切語らず、証言だけの構成で成り立つ小説。当時の評価は知りませんが、こういうスタイルは、革新的だったのではないでしょうか。良作ですよね、今読んでも、時代を感じません。
で、どうでしょう? 公子さんは『幻夜』の美冬さんを彷彿させる女性だったでしょうか。
by うめの (2005-11-15 01:07)
>うめのさん
自信あったんですかー、見事にハマりましたよ。
証言のみ、確かに革新的だったんだと思いますよ。古いといっても、戦後からの20年間(以上?)なので、中途半端な古さを感じる80年代のよりもすんなり読めました。
公子は・・・、美冬や雪穂の「超悪女」とは違って、「超天然」なんじゃないかなーと思ってます。どう解釈するかも、この本の楽しみ方なんでしょうねー。天然と思ってしまうあたり、「まああ」に毒されているようにも思えますが・・。
by arukakat (2005-11-15 23:40)
この本は、☆5の宝本の1冊です。ですから、楽しんでもらえるとより嬉しいという訳です。
なるほど、公子は天然ですか・・・ 同性として、計算してる悪女より、天然の悪女の方が本気で怖いです。 arukakatさん、気を付けて下さいね。
by うめの (2005-11-16 01:40)
>うめのさん
おお、そうだったんですね・・。五つ星ですかー。
天然に騙される・・、ん~私は鈍い男ですからねぇ・・。ヤバイです。
by arukakat (2005-11-16 22:59)