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『邪魔』奥田英朗 [Books]

邪魔・・・。
ん~、こりゃひさしぶりにズシーンときました(うまく表現できんよ、まったく)。

始まりは、小さな放火事件にすぎなかった。似たような人々が肩を寄せ合って暮らす都下の町。手に入れたささやかな幸福を守るためなら、どんなことだってやる - 現実逃避の執念が暴走するクライム・ノベルの傑作、ここに誕生。

3人の人物(刑事・主婦・高校生)の視点で物語が進み、アレコレ絡みあってエーライコッチャー!な感じになって・・・・。なんかよくわからんです。面倒なことに巻き込まれて、「ああもう・・、やりきれんな」という感じから「なんとなく巻き込まれたけど、それもアリ?」とか「どうしよう、俺」とか、それぞれの心境がバラバラなのも面白かった。

警察組織内のゴタゴタ、主婦という立場、中途半端な悪ガキ、会社組織の醜さ、ワンマン社長とその僕たち、とまぁなんか短い中に(といっても文庫サイズで約800ページ)詰め込みましたなぁ・・。どんな人が読んでも、どこかの部分で「あぁ・・・わかるわ・・・」てなるような感じがしますね。警察の内情なんか知らんけど、「げ、それありそう・・・」と思わされてしまうのも、奥田さんの実力?(俺が単純?)

奥田さんて、こんなのもイケるのかぁ・・・。すげぇな。今、「最悪」を読んでいるので、それもこの「邪魔」に近いらしいので、とにかく期待しちゃったりしてます。

邪魔〈上〉

邪魔〈上〉

  • 作者: 奥田 英朗
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2004/03
  • メディア: 文庫


邪魔〈下〉

邪魔〈下〉

  • 作者: 奥田 英朗
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2004/03
  • メディア: 文庫

単行本と文庫、装丁が全然違うんですけど・・・。
ん~、深読みしたくなる。

邪魔

邪魔

  • 作者: 奥田 英朗
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2001/04
  • メディア: 単行本


なんとも読後感が重いというか、やりきれんというか、一気に読まされたけど終わってもすっきりしないこの感じ、実は好きだったりします。作家さんによっては、この後にエピローグみたいなもんを書きたくなるんでしょうけど、それが無いので良かった。エピローグでちゃんと説明されたりしたら、もう邪魔で邪魔で・・・。

あ、

「邪魔」てタイトルはひょっとして・・・。

そんなわけはない、

と思うが・・・。


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コメント 2

うめの

遅ればせながら、ようやく、トラバさせてもらいます。重いんですよ、もぅ。
で、えーっと、私もズシーンときましたよ。ホント、こういうのも書けるんですね、奥田さん。でも、どっちかというと、『サウスバウンド』系の方が好きかも。
ところで、コレに出てくる及川婦人、『かび』の主人公とダブりませんでした?
私は、近い時期に読んだので、すっごくダブっちゃいました。
by うめの (2006-03-07 01:31) 

arukakat

重いですねぇ・・・。私も、奥田さんの中で一番の傑作は今のところ「サウスバウンド」です。「邪魔」も「最悪」も悪人がよく出てくるので、なかなか疲れました・・。あ、及川婦人は確かに「かび」の人に似てる感じですね。発散を向ける先がちょっと違うだけで、かなり近いものを感じます。ん~スルドイ!
それにしても、「邪魔」も「最悪」も“イライラ系”にしてもいい感じでした・・。なかなか重いのが続きます・・。
by arukakat (2006-03-07 22:15) 

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作家別記事リスト(チャカリキ!ArukakatBlog 2006-03-09 15:23)

作家別、既読本記事リストです(ジャマにならない程度に上にあがってきます)。 ブログの記事になっていないものはタイトルのみです。 「この記事の更新履歴」 2006/03/09  伊坂幸太郎さん『砂漠』、  奥田英朗さん『ガール』『邪魔』『最悪』を追加。 2006/02/21 今野敏さん『…[続く]

邪魔・・・奥田英朗(ただいま読書中!(仮) 2006-03-07 01:17)

・邪魔・・・・・奥田英朗(☆4.0)  ・九野薫、36歳。本庁勤務を経て、現在警部補として、所轄勤務。7年前に最愛の妻を事故でなくして以来、義母を心の支えとしている。不眠。同僚・花村の素行調査を担当し、逆恨みされる。放火事件では、経理課長・及川に疑念を抱く。 ・及川恭子…[続く]

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