「さまよう刃」少年法ってなんのためにある? [Books]
そういえば、一番好きな作家の作品を紹介してなかった・・・。
東野圭吾です。はじめてその名を聞いたとき(つい半年前だったりする)、「ひがしのり」を思い浮かべました。その頃は全く小説に興味なかったもんで。いまや小説は生活の一部と化してます。
「さまよう刃」東野圭吾の最新刊です。
「さまよう刃」
母親はすでになくなっていて、父と娘の二人だけで平和な時間を過ごしている。長嶺は娘に「おやじい」とからかわれようとも、娘を大事に思っている。その娘が、全く面識のない少年3人の手によって蹂躙され、殺されてしまう。父親は匿名のタレコミによって犯人を知り、姿を消す。復讐の刃を砥いでさまよう長嶺に世論は・・。
という内容。
短期的に見れば、少年犯罪は増加していて「私が子供の頃なんかそんなことは」と言う人も居ますが、30年40年前はもっと多かったりします(統計に騙されないためにはちゃんとデータを情報にすることが大事)。もっとも、「犯罪」の基準や、子供の数とかを考慮せずにそのまま鵜呑みにしてもしょうがないですが・・。そういえば、ニュースが目に触れる機会も昔とはずいぶん違いますね。
ただ、「凶悪な」少年犯罪は、ニュースになるせいかよく目にします。その中には「少年なら刑も軽いから」と逮捕後に語ったりする者まで居たりします。「更生のための少年法」という主張ももっともですが、無条件で保護する必要は無いと思います。
少年という定義の20年という基準も根拠がなければ、同じ20年でも密度は段違い、犯行の動機もそれぞれ違う。
「被害者家族の気持ちは分かるが、復讐はちょっと」
まぁこんなあたりが一般論かな、と。
こういったことを考えて欲しいと著者は言っているようです。
なのでいろいろ考えましたが、ここで語るにはあまりにも重い問題なので意見はナシで許してください。
小説として見ると、安心して読める良い作品です。
どんどん引き込まれると思います。














